それ洗った?

推敲されてない文章がここに入ります

紅楼夢17で買った本の感想とか

もう一ヶ月くらい経つけど今更ながら読んだ本の感想とか。キャリーケースが限界を迎えるくらい買ったので数がそれなりなんだけど、その中で特に刺さったやつだけ。 あくまで紅楼夢で買っただけなので全部が新刊というわけではないので悪しからず。

天邪鬼、貪る 大盛

サークル「よはのつき舎」さんの既刊。たまたま会場で見つけて買ったけどサークル情報が一切見つからないという・・ f:id:adarapata328:20211224013824j:plain

指名手配で逃走中の正邪が、美味しいご飯を食べながら逆様異変のメンバーと絡んでいくお話。各キャラにちなんだ各地の伝説がワンポイントで書かれてて面白い。

この人の正邪と針妙丸は悪友のような関係であり、それがとても良い。最初の針妙丸は正邪に唆された純粋な正義感みたいなところあったけど実際は深秘録で結構な悪ガキだったわけで。グリウサでも危険なことするし。だからそもそも気が合ってそうだしレジスタンスは案外楽しい日々だったんじゃないかなあ。

弾幕アマノジャク8-1の残り30秒は非常に良い。完全に同意します。

わが山は緑なりき

サークル「森のはじまり」のもりっしーさんの新刊。

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pixivでサンプル見れます

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技術革命で紅葉に色を塗る仕事を追われた静葉のお話。程よく近代化されたスチームパンクな妖怪の山がドツボだった。信仰を得るために日夜働いてる神様や妖怪たちが人間臭くて大変に愛らしい。給料が信仰なのほんとすき。

笑えるし熱くなれるしちょっと泣ける、王道な展開がとてもよかった。この人の漫画安定して面白い・・

求聞口授でも神奈子が言ってたけど、「神様はその特性を変えてしまえる」という考えがこの本でも書かれておりオッとなった。確かに農業の神様は現代においては農耕機の神様やビニールハウスの神様となった方がしっかり信仰が得られそうだしね。その中でも特性を変えない神様はいずれ取り残されて消えていく。人間も神様も変化に適応できないと生きていけないのだろう。それでも1つの職人として生きていくのは魅力的なことだよねという感じになった本。

鈴奈庵の隣に新装開店 絆

サークル「なかもず火災保険」さんの新刊。

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鈴奈庵の隣にパチンコ店が新装開店したお話。 小鈴が「お金返して・・」と言いながら万札をパチンコに貯金していくシーンは涙なしには読めなかった。

この人の漫画毎回この調子で安定してる。鈴奈庵が燃えたり凍ったりする本もあるのでオススメ。

ユメノヅカ・スタイル!!

サークル「アトリエYUMEnoZUKA」さんの既刊

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東方x宝塚というテーマの長期連載漫画。 宝塚自体は実は全く知らなかったけど、現地で見本読んで面白かったので購入。そのままWEB掲載分を全部読んでしまった。年末宝塚見に行こうか悩んでいる。

宝塚を知らない自分でもハマったのは登場人物の熱量が凄まじかったからだと思う。全力で舞台に上がる人(妖怪)、様々な想いで舞台から降りる人(神)、全力で推す人(妖精)。それらが混ざりあった群像劇という感じ。特に三妖精の推し活してるさまが好き。

WEBでも全部読めるので、読んでみて興味を持ったら本を買いましょう。

幻想少女は死の迷惑

サークル「東方幕府」さんの既刊。

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Pixivに公開している作品をまとめて単行本にした短編集。なのでPixivで全部見ることもできるのでまずはそっちを読んで欲しい。というかもう委託無いので会場で買えなかったらPixivで読むしかないという・・。

この人の描く青娥は凄く魅力的で、道を探求するものとしての純粋さと手段を選ばない邪悪さを両方備えた娘娘という感じがすごい。近寄りたくはない。死体を愛でてる時点でまっとうな道徳はないんだろうけど。ヤンシャオグイはやめてくれ。

そんな邪仙が純化する力に興味を持つことは必然だし凄く引き込まれた。ほんとオススメ。

それ以外も白蓮と命蓮の話も刺さった。不老不死という邪法を姉にさせてしまった命蓮の心情や如何に。というか信貴山縁起ってそんなに大した量じゃないのにここまで展開できるの凄い・・。それはさておきブラコンの白蓮はいいものですね。

雑感

Twitterに感想書くでもよかったんだけど、流れてしまうのがなんだか寂しい気がしたのでこうやって記事にしたんだけど、感想を書くって技術記事を書くより難しいなと思った。

ところで自分の好きなジャンルの傾向が掴めねえな!

令和発平成行

突然ブログを新たに作るようにした。ここには何も有益なものはないよ。

いやまあ元々ブログは持ってるんだけど、あっちはどんどん技術ブログ化していってしまって、それを目的とした読者登録が増えてきた。大変にありがたや。しかし自分がブログに書きたいことは別に技術だけでなく最近観た映画とかゲームとかマックで見つけた切り口が鋭い女子高生の話とかまあ何でも書きたいわけですよ。整合性や論理性を熟考せずに思うがままにクソ適当な文章とか書いてしまいたいこともある。Twitterがその役割を担っているんだけどいかんせんストックされないので自分の中に何も残らないのだ。ツイートはログに残るけどそうじゃない、そうじゃないんだ。永遠に大脳に刻み付けてほしいんだ。 最近は観た映画がドンピシャだったりガルパンが近づいてたり世界樹の画集が最高だったりNakamura Emiが最高だったりして、言葉が足りないんですよ。試行錯誤して冷静な分析をしたいわけでもなく限界オタク的な感じの勢いだけはあるけど熱量に日本語が追いついてないようなムーブをトゥギャザーしたい。自分のためだけに文字を残したい。10年後見直したときに死にたくなるようなやつを。 思うにここ数年で自分はインターネットリテラシーが高まりすぎて言葉を選ぶようになりすぎた。SNSは誰かに観られているという意識を高めてくれるので良くない発言は変な発言は自分で待ったをかけられる。いい子いい子。しかしいい子になりすぎた。周りの目を気にしすぎた。もうちょっと思うがままに話すべきだ。だけどそれをやるには構築されすぎた。リファクタリングは一筋縄ではいかないのだ。なのでブログを立てる。平成インターネット世代なので日記とかの方がホーム感があって落ち着くよね。キリ番取ったら記念カキコしてくださいね。

最近はNakamua Emiと聖飢魔Ⅱを交互に聴いて皮膚呼吸を乱すのがマイブームです